No.5 人が苦手で厄介な私がショコラダンスと出会ったら‥

 


ちょっと人が苦手で、

すぐに考えこんでしまい、
自分が重くなってしまうC子(49歳)。
あちこち人が集まる会にも
顔出しをしてきたようですが、
人の繋がりが増えないと、
頭を抱えてしまいました。

ある日、
街の美化ボランティアに参加したC子は、
同年代の女性、Y子(55歳)の姿に
魅了されていました。
人が怖く人を信用できない時期が
長く続いていたY子は、
ある演劇のワークショップに参加し、
自分の人生が変わりはじめたとか──。
「女優さんは凄いの!
家政婦、ヌードモデル、詐欺師、
セレブの奥様、嫌われる女刑事、愛人、
何でもやらされてね‥。
その内、台本や俳優仲間からも
生きることを学んでいけるし、
私のお気取り屋さんなんて、
吹っ飛んじゃったわ(笑)」

―Dr.玲緒奈の視点―

劇団研究生15名が私のアートセラピー
〈ショコラ村のピエロ〉に

参加してきました。
20代〜50代の男女が様々なピエロになり、
傷ついた子供たちを笑わそうという
エクササイズに奮闘!
か細く、繊細で、
傷つきやすい印象のC子でしたが、
みんなに付いていこうと、
ショコラダンスで、
美しい汗を流して頑張っていました。

《何かに立ち向かう心ほど
美しいものはないわ!》
Y子が、私が書いた台本の中の台詞を
熱く語りました。
あまりにも真に迫っていた演技に、
一同拍手が……!
Y子の本気のおせっかいと
集団心理療法効果で、
C子はこの仲間たちに心を開くように
なっていきました。
私は心理学者と演出家の両方からC子に
寄り添いました。

Y子のように、どん欲さのある人は
壁をはねのけていきます。
生き方下手の方々は、ご自分の中に、
幸せへのどん欲さを
開放してあげてください。

―Princhéからの一言―

気弱な人や引っ込みがちの人は、
人の顔色を見るのが早いよねぇ‥。
自分をガードする本能は、
A級ライセンス並み。
Y子も、C子も、
Dr.玲緒奈の演劇ワークショップに
参加して、
生きることはなんでもあり!って、
目覚めたんだぁ。
よかったネ。

何かに打ち込んでいったら、
怖がるひまはなくなるわよ。
心が止まるなんて、ないもの。
心が止まったら死んじゃうじゃない?

Princhéも、
絶対立ち止まったらダメ!って叫ぶよ。
もがいても、乱れても、不安でもいいから、
やれることややりたいことは、
やっていくのがいいよ。

それが、人生だわ!!

―セレクト―

人には変わり目という時期やタイミングが
あります。
大事な変わり目でさえ、
自分のペースやキャラを変えようと
しない人につけるお薬はありません。

自分の壁を打ち破る人に
共通していることは、
〈絶対幸せになるわ!
もっともっと幸せになるから!〉
の意思を持っていること。

Y子は、難度の高い
ミュージカルオーディションをセレクトし、
C子は、劇団研究生の先輩と恋に落ち、
満月の宵に再婚をセレクトしました。
綺麗なお星さまを眺めながら、
このコラムを書き下ろしました。

 

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