No.2 迷い鳥 と 月うさぎ

[Music:カノン]

まだ梅雨が終わっていないというのに、
数日37度の激暑が続いたり、
線状降水帯が長引いたり…、
異常気象が日常化しています。

異常気象による影響があるのか、
キレやすい人や心の異常な人たちも
増えていると感じませんか。

🌜

心が異常でもなく、人柄もよいのに、
いまだによくわからない
数名の教え子さんたちがいます。

どこに向かって生きているの?
迷路から抜け出したいの、
出たくないの?
自分の居場所もはっきりしないとか。

いわゆる
迷い鳥さんといっていいでしょう。

数名とも、
ヒトのことは評論家的にみるのですが、
自分のことになると、
目が泳ぎ、頭の中が不明瞭に
なってしまいます。

ぼくのことを尊敬してくれていて、
優しい良い人たちなんです。
ただ、真摯に学ぶわけではなく、
話しも噛み合わず、
なぜそばにいてくれているのかなぁ?
と首を傾げたくなります。

🌜

友人の精神科医:
迷い鳥にとって、
先生の存在は〈ある種の導き〉ですよ。
近くにいれば、
道を大きく外れることはないでしょ?

私:
そうですか…。
それは買いかぶりだなぁ。
最近、ぼくも導かれたく
なりましたよ(笑)。
精神医学や心理学では
説明できない人たちを見かけますし。

友人の精神科医:
感情や情緒に煩わされたくない、
人との関わりが面倒くさいといった
人たちが存在しても
おかしくないでしょう。

明日に期待したい世の中じゃないし、
世の中に出ていくだけ勝負できるものを
持ち合わせしていないのかも。
極力目立たない生き方を選択するけれど、
時に最も関心あるものが見つかれば、
少しは目立つのもひそかに嬉しい、
みたいな―。

🌜

友人と話しこんでいるうちに、
数名の教え子さんに対して、
「今どきの生き方のひとつなのかも!?」
と、考え始めるようになりつつあります。

目指しているものがあるわけでは
ないけれど、
心が動く方向に、無理なく、生きていく。
人生に目標や課題がなくても、
本人が
それなりに幸せだと感じるのでしたら、
無難な日々を見守っていてあげれば
いいですね。

仕事柄、
見た目素敵レディにみえたりすると、
中身もカッコよく、
キラッと光っていてほしい!との
幻想を抱いてきました。

でも、光りたいかどうかも、
本人が決めることなんでしょうね。

昨今、
webラブミステリーを書いているうちに、
愛沢なつきという精神科医の対人観に
教えられます。
彼女は星の国から舞い降りてきた姫様を
温かく受け入れます。

人は違いがあるから面白いし、
さまざまな教え子という生き方を認めて
いくことが大切ですね。

ぼくが月うさぎの言い出しっペで
あることを忘れるところでした―。

🌜

いかなる教え子さんも、
そばにいてくれるだけでも喜ぶように
しましょう。
教え子をもつ側にも、
「有難う!」の気持ちが必要ですね。

人生という大空を飛ぶわけですから、
迷うことは不思議ではないでしょう。
迷いながらでも、
小さな幸せの止まり木を
見つけてくださいナ…。

迷い鳥であっても、
たくさんしあわせを
チャージしてほしいです!

本日7月20日は、
西の空に細い月と金星が並び、
夕方、金星が明るく輝きます。
迷い鳥さんにも、
その煌めきのおすそ分けを―。

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