No.13 ルリビタキブルー 〜小鳥が青く見えるのは脳のクオリアが関係!?


写真家の宮崎学さんのフォトエッセイを

読むと、動物の生態がよくわかります。

中央アルプスを中心に撮影されている
宮崎さんの動物愛に触れ、
何回か中央アルプスへ出かけました。

宮崎さんは新緑美しい季節に、
中央アルプスで、
瑠璃色の青い鳥《ルリビタキ》に
出会われたそうです。

しかし残念ながら、
私は、その美しい青い鳥には出会うことが
できませんでした。

ルリビタキは冬の渡り鳥で、
北の地の林道や街の公園で見つけることが
できるようで、私は一度、どちらかで、
チラッと見たような記憶が
残っている程度です。

ところで、
瑠璃色をした青いルリビタキが、
“幸せを運ぶ鳥”とも呼ばれているのを
ご存知ですか?

日本では、青と幸せがピンとこないですが、
ヨーロッパでは、
なぜ青が幸せなんでしょうね。

ヨーロッパでは青い鳥はいないため、
モーリス・メーテルリンクさんは、
チルチルとミチルの兄弟を登場させた
のではないかなって、想像しています。

また聖母マリアのマントのブルー、
結婚式で花嫁が身につけると
幸せになるといわれる
サムシングブルーなども、
その根拠のひとつではないかと思います。

実は、ほとんどの生きものには
青い色素がありません。

CDディスクやシャボン玉は、
それ自体が色彩色素をもつわけではない
ですが、デリケートな構造によって
キラキラと反射します。
同様に、鳥の羽の青さも、
そうした構造色になって、
青にみえるといわれています。

これは、クオリアという感覚質によるもの
らしいです。
クオリアは感覚的な意識や経験を指し、
脳科学では、脳内で、何かしらの働きを
生み出していると考えられています。

そのことをご存知だったのでしょうか、
メーテルリンクさんは、
童話「青い鳥」を世に出しました。

幸せの青い鳥を探しに行ったものの、
そんな鳥はなかなか見つからず、
実は自宅の鳥かごにいた…
といった話
でしたね。

すなはち、
自分の人生をよくよく見つめてみると、
何気ないところに、幸せを実感できる人や
出来事やプレゼントが存在していることに
気づかされることもありますよ、
っという教えですね。

皆さん、日常のちょっとしたことに
感謝できる気持ちを持つことで、
青い鳥と出会えるかもしれませんよ。

同じく、ルリビタキファンの教え子の話し。
大阪は新地のチーママ瑠璃嬢(39歳)の
エピソードです。

10年前、不運や不幸が重なり、
彼女は、自殺前に、
ルリビタキを見つけに旅へ出かけました。

“幸せなんか簡単に見つからないわよ”
と思いつつも…、出会いたいなと。

最後に、
17年ぶりに故郷の小学校に寄ったところ、
同級生たちの笑顔がパッと頭に

よぎった、その時でした。

携帯にメールが!!

「最近元気なさそうだけど、
瑠璃、息吸ってるか(笑)?
瑠璃に関心のあるビッグママを
見つけたんや。
お前の憧れの銀座で成功した
人柄美人みたいや。
オレ、保証人になってやるから、
明日どうかな?」


同級生の翔がこんな私を見守ってくれて
いたんだ。
それに、
ナミ、梨香、琴乃も、健君や雄一君も、
集まりたいとか。
私、一人じゃなかった!
青い鳥はここにいたのだわ。


ルリビタキとは出会えなかったものの、
青い鳥が身近にいると
気づくことができた瑠璃嬢。

人前では絶対に泣かない彼女でしたが、
新地のビッグママの暖かさと友情の前では、
泣き崩れてしまいました。
その後大活躍し、
大阪で名のあるホステスへ。

結局、翔と瑠璃嬢は結ばれました。

今年も、まもなく5月10日より
愛鳥週間が始まります。

同窓会の仲間たちと、
中央アルプスへ出かける頃でしょう。
ルリビタキに出会えるといいですね ──。

付記:COLUMN内の名前は、
すべて仮称です。
新地のチーママご本人より掲載許可を
いただいております。

 

 

 

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