No.11 恋の ‘ライラック・ランジェリー’


ライラックは、

日本だと4月から初夏にかけて開花します。
リラ(フランス語)の名前が有名ですね。

色はヴァイオレットが多いですが、
白やピンクの花、濃い紫色の花を
咲かせるものもあります。

さまざまな色のものを植えても、
いずれも華やか。

日本では
春の花というと桜のイメージですが、

ヨーロッパの人々には
ライラックのほうが人気なんですよ。

近年、インナーをおしゃれにする女子が
増えてきましたね。

欧米のように、ランジェリービューティが
もっと増えてほしいと思っています。

ところで、おとな女子の皆さんの中には、
春〜定番ピンクに飽きている方も
おありではないかしら。

‘ライラック’ は、sweetになりすぎない、
雰囲気のあるブルーピンク。
肌全体のムードを青みよりに魅せ、
またたく間におとなっぽく!

身に着けるだけで、
小悪魔ムードが漂いますよ。

「レベル高っ…」と思いがちな方も、
周りには気づかれないランジェリーなら
よいでしょ。

GWにはアウターをアースカラーにし、
ランジェリーはライラックにし、
お出かけしてみるとおしゃれでしょう。

素敵な出逢いがあるかも…ですよ。

ライラック薄紫の花言葉は「恋の芽生え」。
今回は、
そのライラックとランジェリーがラブリーな
エピソードを
お届けいたしましょ。

某企業からのオファーは、
ドキッとするイイ女に魅せる
ランジェリー創作がテーマ。

快活色が得意の下着デザイナーA嬢は
ストレス顔で、
札幌のライラックの森から、
助言を求めてきました。

── ライラックの花デザインは、
色白で、隠れた色香を忍ばせる女子に
お似合いです。

繊細で華奢さのあるライラックを、
キャミランジェリーにするには、
パープルの濃さや青みの加え方などの
研究が必要かな。

ライラック柄を活かすなら、
ブラ・ショーツがピッタリ!

柄を抜くなら、
ハーフキャミにしてはどうですか ──

── アナタのようなキャリアレディーが
ライラック色に浸ると、
ストレス緩和効果がありますよ ──

と檄を飛ばしてあげました。

ライラックを見て回っているA嬢と
再会した頃、
なんだか、電話の声と違って、

少女のように明るくなっていました。
??

どうやら、ライラックの森で、
かなり集中して花手入れしている
ハーフらしい青年に目がいったとか…。

集中力が落ちていたA嬢には、
青年のその一心さが美しく、

魅せられてしまったということでした。
まぁ、素敵!!

ハーフの青年は、
ライラックやラベンダーのような
ヴァイオレット系が好きらしく、

彼女が下着デザイナーと分るや、
興味津々のようでした。

ワイヤーブラが苦手な人や
お胸が大きめの人には、

透け感のストレッチレースを使い、
ノンワイヤーで、
ホールド感と品を兼ねた
心地よいライラックブラレットが
よいでしょう、
という話になりました。

私を含めた三人のライラックな
ランジェリートークが、

その後、一部のセレブのインナーとして
用いられることになったようですよ。

またご奉仕してしまいました(笑)。

さて気になりませんか……、
その後の二人のこと?

リオ出身の青年は、
庭師であり、樹医でもあったとかで、

花木大好きなA嬢とは意気投合!

それから遠距離恋愛と
15歳のハンディを乗り越え、

一年半後、
パリの石畳に生える
ライラックを眺められるデザインホテルで

結ばれました…。

情熱家の二人が、
挙式まで愛し合わない
プラトニックだったことを知り、

感動!

お幸せに…

 

 

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