産科婦人科看護師でもある友人は、
頭を抱えていました…。
最初のうちは相談にのっていましたが、
あまりにも、ぐずぐず煮えきらない友人の
Ｏ子にＡ子はついにキレてしまいました。
Ｏ子は念願のこどもを授かり、
幸せな育児のはずでした…。
ところが数ヶ月、ほぼ毎日何回もこどもの
ことで気ままに電話してくる始末…。
「もういい加減にしてよ！迷惑なのよ」
と叫んでしまったA子。
その上、Ｏ子はアトピー症状が酷く、
ストレス食いで体重が10キロ増えたとか。
さらに初期の高血圧症であると診断されて
しまいました。
心配した看護師のＡ子から
「先生、何か知恵はないですか？」
とSOSが…。
― Dr.玲緒奈の分析と処方―
Ｏ子の育児ノイローゼの原因として、
ご主人が子育ても家事も手伝ってくれない
ことへのイライラがつのってのことでは
ないかと。
そこでＡ子からご主人にＯ子の孤独は
こどもへのDVに発展する可能性が
有ることを話してもらいました。
Ｏ子への処方では、彼女は日光が苦手で、
ファッションやショッピング好きと
わかったので、
次のような助言をしました。
車で10分の距離に
ショッピングモールが出来たと聞き、
Dr.玲緒奈自ら現地を歩き、
以下の処方箋を勧めました。
日差しの心配なくアトピー対策は不要の上、
お子さんを一時預かってくれる
ショッピングセンターがあり、
気分転換にモールウォーキングをします。
運動着でなく、
オシャレな格好で歩くことが出来、
ボサノバが流れ、
ママたち同志のおしゃべり広場もあり、
Ｏ子の気持ちが和むには、
ピッタリでしょう。
また機嫌を直したＡ子が非番のときには
一緒にモールウォーキングし、
カフェでフレンドリーな
育児アドバイスをします。
月に一度でもいいので、
ご主人とモールデートをしてもらう流れを
つくりましょうと助言。
― Princhéからの一言―
Ａ子さんはＯ子さんが子育てに不適な
性格だと思いこんでたみたいやねぇ─。
それが
Dr.玲緒奈が一度だけ面談したときに、
本人の性格によるものじゃないって、
わかっちゃったんですって─。
Ａ子さんは
産科婦人科に勤務しているのに…、
どうしてＯ子さんの疎外感や病的孤独の
原因をつかめなかったのかしら？
それにしても、
ショッピングモールウォーキングなら
気分転換してＯ子さんが楽しめると
読んだのは凄〜い！
これから寒くなるし、
屋外ウォーキングが苦手なヒト、
いらっしゃるでしょ？
空調快適なモールウォーキングを
楽しまはったらどうかしら。
モールウォーキングのお仲間づくり、
オシャレでいいかも…。
― セレクト―
Ｏ子は8ヶ月で、10キロ戻し、
血圧も安定してきました。
ご主人はＯ子に謝り、
可能な限り行動をともにしようと
いうことになりました。
Ｏ子の育児ノイローゼは日に日に治り、
時々は育児仲間モールウォーキングを
したりして、こどもは無事1歳の誕生日を
迎えることができました。
招かれたDr.玲緒奈は、
お祝いに育児疲労にショコラをプレゼント
しました。